高野秀行ノンフィクションの勧め

こんにちは!やーまんです。

今回は私が最近ハマっている、、

高野秀行さんの本を3冊紹介します!

高野秀行さんはノンフィクション作家でポリシーは

「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」

らしいです!かっこええ、、

高野さんは早稲田大学出身で、在学時は探検部に所属し本当に

誰も行かなさそうなところで誰もやらなさそうなことをしていたみたいです、、。笑

例えば、

アフリカにあるコンゴ共和国へ、ムベンベという幻獣を探しに行ったり、、??

このムベンべ発見を目指す探検が高野さんの1作目の著書『幻獣ムベンベを追え』になっています。

その後も様々な冒険をしておりそれらのノンフィクション本を多数出しています!

しかし!今回私が紹介したいのはそれらの探検の1つ1つの記録ではなく

そんな、様々な国々で個性的な体験をしてきた高野さんの「日常」と「語学」に着目した本です!

①『ワセダ三畳青春期』

まず1冊目におすすめしたいのがこの『ワセダ三畳青春期』

これは高野さんが20代大学生〜30代まで住み続けた三畳一間家賃1,2万円おんぼろアパート野々村荘での個性的すぎる住人とアイドル性の高い大家のおばちゃんとの日々を中心に書かれた青春ノンフィクション本です。

なんといっても見所は、、!

鬼のように癖の強い野々村荘の大家さんと住人たち!笑

得体の知れない煮物を作り異臭を放出するドケチ男、あだ名は「守銭奴」

戦うのが大好きな司法試験浪人十年の熱血男ケンゾウさん

優しいけどアパートのルール緩々で卓球が強い大家のおばちゃん

などなど、超個性的な人たちが登場します。

読んでいるぶんにはすごく笑えますが、もし住んでいるのが自分だったら多分笑えない、、。

それを上手いこと潜り抜けて結構仲良くなっちゃうコミュニケーション能力を持つ高野さんのような人って本当にすごいと思います

とはいっても高野さん自身も大学の仲間たちと部屋で幻覚を引き起こすヤバい植物(非合法ではないそう笑)で人体実験をし、チンパンジーみたいになっちゃった(?)エピソードなども書かれているので、ちゃんと個性的な住人の一人だったに違いありません。笑

このチンパーンジーみたいになっちゃったエピソード(第2章)で本当に声だして笑っちゃいました。冷静に考えればかなり危ないことやってるんですけどね、、。笑

基本的にくだらない話でいっぱいですが、時には感動あり、ロマンスありという感じで

読んでいるこちらのも爆笑したり、微笑んだり、悲しくなったり、ドキドキしたり、、

大忙しです。

読んでいると何故か野々村荘の大家さんや住人が自分の知り合いみたいになっていて、

読み終えるとなんだか寂しい気持ちになります。

そして、現代のテクノロジーだったり特に不自由のない暮らしだったりというのは快適だけど、この本の時代や野々村荘のような質素な暮らしだけど

人と人との距離が近い、人間の繋がりが濃い暮らしもなんだかいいな〜

そんな気持ちになります。

誰にでもおすすめできる本なので是非読んでみてください!!

②『異国トーキョー漂流記』

すでに紹介したように、

大学で高野さんは探検部に所属していて様々な国々へ旅に行っていました。

そこで高野さんの面白いところが、

訪問する国で使われている言葉を毎回覚えてから行くのです!

どんなにいわゆるマイナーな言葉でも!

その色んな語学習得のために東京でその都度ターゲットの言語を話す外国の人を見つけるんです。

すごい行動力、、。

その言語習得をきっかけに

東京で出会った外国人の友達についてのエピソードを書いたのがこちらの本!

電車の中で見つけた「自分探し」をしに来たフランス人女性と

「外人長屋」の仲間達

日本の「マイケルジャクソン」を目指すザイール人

回転寿司を愛す中国人

などなど個性的な人物たちとの面白過ぎるエピソードが盛りだくさん!

笑えてたまに考えさせられる1冊です!

ライトに読めるので今読んでいる小説の箸休めにもどうでしょうか??

③『語学の天才まで1億光年』

これは上で紹介している『三畳ワセダ青春期』と『異国トーキョー漂流記』

を併せてさらに進化したみたいな感じです!笑

先述でも紹介したように、高野さんのすごいところは、

行く国々の言葉でコミュニュケーションを取れるようになってから訪問すること!

これまでなんと25カ国語以上の言語を習ってきたそうです!

だからより現地の人とコミュニュケーションが取れて

リアル現地の生活までディープに入り込めるんですね。

確かに自分の立場で考えると

日本語が全然話せない人よりも、少しでも話せたり

話そうとする努力をする人にはやっぱり心開きやすいかな〜って思います。

当然、習得には悪戦苦闘しつつも語学は彼の武器みたいになってるんですね!

この本は異国トーキョー漂流記よりもさらに詳しく

高野さんの語学習得の軌跡が書かれています!

またその言語を使っての現地でのエピソードなども含まれています!

探検のために言語を一から覚えるなんて、、

私には絶対にできない、、。

しかもバリバリの体当たり式学習!!

だからエピソードがいちいち面白い!笑

しかも本書は高野さん特有のおもしろ、びっくりエピソードに限らず

かなり本格的な語学習得自体についてのことや、

異国での雰囲気、カルチャーについても書かれています。

さらに、たくさん現地での写真も挿入されているので

読みやすいし、その国の雰囲気がかなりダイレクトに味わえます!

語学が好きだ、海外に興味がある、1人旅してみたい

そんな人にはかなり参考になるのではないでしょうか?

そして様々なエピソードが書かれているのですが、

先に紹介した『三畳ワセダ青春期』と『異国トーキョー漂流記』に

繋がるような話がたくさん出てくるので、

こちらとしてはなんだか、、

嬉しい気持ちになる、、!!笑

私はこの『語学の天才まで1億光年』を1番最初に読みましたが

他の作品を先に読むとさらに楽しめるかも知れません!

まとめ

今回は私の最近の推し、高野秀行さんのおすすめ本3冊を紹介させていただきました。

どれも本当に面白くて、しかも行動する勇気がもらえます!

どれも笑える場面満載なので1人で電車で読む時にはニヤニヤに注意です!笑

良かったら是非読んでみてください!

最後までありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA