こんにちは!やーまんです。
皆さんの周りには
なんかあの人冷たいくて苦手だな、、
なんであの人はすぐに平気でウソつけるんだろう、、。
あるいは逆に
あの人のプレゼン能力すごい!
なんて魅力的な人なんだろう、、//
みたいな人たちはいませんか?
もしかすると、その人たちは、サイコパスなのかもしれません。
ということで、今回は中野信子さん著『サイコパス』(文春新書)を紹介したいと思います!
個人的にかなり好きな本なので是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
あなたの周りにもサイコパス、、?
ニュースで見る凶悪犯罪。
捕まった犯人の近所の住人がインタビューで
「いつも愛想が良くていい人。あの人が犯人なんて信じられない、、。」
こんなこと言っているのをテレビで見たことありませんか?
そう。
サイコパスは、平気で信じられない嘘をついたり、
悪いことをしても反省しないどころか被害者面したりする一方で、
トークやプレゼン能力が高い、社交的であるなど
魅力的だと思われる側面も持ち合わせていることが多いのです。
だからインタビューに答える近隣住民のように、サイコパスであることを気づかないことも多いそう。
あなたの周りにもそんな人いませんか、、?
サイコパスの特徴(性格・外見)
さらにサイコパスの特徴を見ていきましょう。
サイコパスは割合でいうと100人に1人くらいでいるらしく、、
いくつかの特徴を本書から抜粋すると、、、
【内面】
・外見や語りが過剰に魅力的でナルシスティック
・恐怖や不安、緊張を感じにくく、大舞台でも堂々として見える
・お世辞が上手く、人を転がして有権者を味方につけたり崇拝者のような取り巻きがいたりする
・常習的にウソをつき、話を盛る
などなど
【外見】
外見が魅力的な傾向があり、男性では顔の横幅の比率が高いほどサイコパス傾向が高いことを示した実験がドイツで行われたそう。それは男性ホルモンのテストステロン分泌量の影響があるのではないか、という推測もされているみたいです。
内面の特徴として「恐怖や不安、緊張を感じにくく、大舞台でも堂々として見える」というのがあったと思いますが
サイコパスの人は「不安が高くなる状況下でもそれをコントロールしようとする傾向」があるそうなんです!
もう少し詳しく説明すると
普通の人は
自分が何もできない状況→不安:高
自分で状況をコントロールできる状況→不安:低
となると思います。
しかし、サイコパスはそもそも積極性が強く、その場に介入して状況をコントロールしようとする傾向があるので不安になりにくいそうです。
そして「心拍数」も一般人とサイコパスでは違うそう!
サイコパスの心拍数は、普通の人と比べて「低めで上がりにくい」そうなんです。
心拍数が上がることによって、我々の衝動を抑制したりブレーキをかけたりしてくれるそうなのですが、そのブレーキがサイコパスはかかりにくいということですね。
負け組サイコパスと勝ち組サイコパス
サイコパス=犯罪者というわけでは無いのですが、
犯罪を犯すサイコパスの中には「捕まりやすい(負け組)タイプ」と「捕まりにくい(勝ち組)タイプ」がいるそうなんです!
何が違うっていうんだ!という感じなんですが、どうやら、、
逮捕されやすい(負け組)サイコパスは、躊躇いのない犯行を不安感情なく実行できるものの、危機的状況下でもその不安感情が低いままなので敢えなく捕まってしまうそう。
一方、たちの悪い捕まりにくい勝ち組サイコパスはというと、
負け組タイプ同様、躊躇なく不安感情なく犯罪を実行します。しかし、違うのは、いよいよマズい危険な(バレそう)状況に陥ると不安感情が急上昇するためその危機を回避できることが多いのだとか。
だから社会に何事もないように馴染んでいる人が多いとか、、
「悪の教典」の先生的な感じですかね。あの映画衝撃的だったな、、
私の個人的なトラウマ映画はさておき、
実際の書籍には実例も載ってるので気になる方はぜひ読んでみてください!
サイコパスって感情がないの?
サイコパス=感情が無い
というイメージがなんとなくあるのは私だけでは無いはず、、!
この本によると
サイコパスは「共感」はできないが「理解」する能力は高いのだとか。
そのため感情を揺さぶるような言葉とかにも反応が薄いそう。
例えば
「愛してる」と「コーヒー飲みたい」で反応があまり変わらないとか、、。
サイコパスにとって人の感情は「学校の国語のテスト」みたいなもので
文脈から類推して人の気持ちを読むみたいなんです!だからこそ人の感情を自由に操れちゃうそう。
う〜ん、納得。
でも人との信頼関係が築けなくて孤独を感じる人も多いそうです、、。
あなたもサイコパスかも?『道徳ジレンマ』あなたならどうする?
サイコパスを炙り出すために『道徳ジレンマ』という実験が行われることがあるそう。
本の中の例を1つやってみましょう!
あなたは外科医です。心臓、肝臓、腎臓などそれぞれ別の臓器移植を必要としている患者が目の前に5人います。そこに身元不詳の若くて健康な家族のいない青年が1人やって来ました。もし、その少年の臓器を5人に分け与えられたら5人の患者が生きられる。あなたなら1人を犠牲にして5人助けますか?それとも、1人を犠牲にせずに5人を見殺しにしますか?
皆さんはどちらを選びましたか?
多くの人は、「健康な青年を殺すなんて、、」と躊躇するはずなのですが、、
サイコパスは迷わず「1人を殺す」と答えるみたいです。
つまり、サイコパスは「道徳」による判断ではなく「合理的か否か」での判断をするということですね。さらに、周囲からの批判も恐れていないことが要因としてあるみたいです。
1人を犠牲にしたアナタはもしかすると、、、。
というところで今回はここまでにして
また次回「脳科学からみたサイコパスの特徴」や「生理周期によってサイコパス気質ダメ男に引っかかりやすい!?」など紹介できればなと思います。
最後までありがとうございました!