こんにちは!やーまんです。
最近みなさんはどんな本を読んでいますか?
やっぱり本屋大賞ノミネート作ですかね?
私も最近、青山美智子さんの『月の立つ林で』と
凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』を読んで、感想も書いているので是非ご覧ください!
私は基本的には小説が好きなのですが、最近はいろんなジャンルの本をチョコチョコとつまむように読んでいます。
今回はそんなジャンルごちゃごちゃの私が最近読んだ本を紹介させてください!
『ぼくはウーバーで挫折し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』斎藤幸平
「いや、タイトルっ!」って感じですよね。笑
こんなタイトル気になっちゃいませんか?
著者の斉藤幸平さんといえば『人新生の「資本論」』が超話題になりましたよね。
まだ本屋さんで目立つように置かれていますよね!
この本は、そんな経済・社会思想家の斎藤さんが日本の様々なところを巡り、体験し、思ったことをまとめたエッセイです。
現場で学ぶことを大切にする斎藤さんならではの視点で書かれているので、
忖度のない様々な問題の現状について教えてくれ、考えさせてくれます。
当事者にはなれないかもしれないけど「共事者」として問題を考えていく必要があることを教えてくれる1冊です。
斎藤さんが書かれている本ということで「難しそう!」と思う方もいるかもしれませんが、
もともと新聞の連載だったものをまとめたエッセイなのでかなり読みやすく、たまにクスッと笑えるシーンもありますよっ!
『バズる文章教室』三宅香帆
文芸オタクの書評ライター、三宅香帆さんが分析し見つけた バズる文章の法則について書かれた本です。
星野源、さくらももこ、村上春樹…etc
たくさんの人気作家さんたちの文はなぜ魅力的なのか具体的に考察されています。
実際に各作家さんの本やブログなどの文章の1節を取り上げて、例を提示してくれるのでわかりやすく、
さらに、もしその作家さんの書き方ではなく、
一般的な書き方にしてしまうとどれほど違って伝わるのか比較もしてくれるので
とても分かり易く、納得できる。
「じゃあこの本は文章能力上げたい人向け?」と思うかもしれません。
まあ確かにそうです。伝わる文章力を手に入れたい人にもいいかもしれません。
しかし!
私がこの本をオススメしたいのはズバリ
読書が好きな人!
そうです。
書く仕事とかではなく、ただただ本が好きな人ほど楽しめると思います。
というのも先ほど紹介したように様々な作家さんの本の1節が登場し、
バズるポイントが紹介されるわけですが
さすが文芸オタクの著者さん!分析能力が半端ない!
「ああ〜〜!確かにーー!だから引き込まれるのかぁぁ!」
ってなって本好きの方は結構楽しめると思います!
『三千円の使いかた』原田ひ香
ここでやっと小説が来ました。笑
この『三千円の使いかた』めちゃくちゃヒットしましたよね!
ドラマ化もされるとか!?
私も今更読ませていただきました。
星4つ!★★★★☆
やっぱり面白かったですね。
まず原田ひ香さんの本は今まで何冊か読んできましたがどれも面白い!
原田ひ香さんの小説全般としての魅力は “リアルさ”にあると思うんですよね。
フィクションであるはずなのに、身近で本当に起こっていそうな物語を描くスキルに長け過ぎている!!
リアルだからこそ、多くの読者にとって登場人物たちが身近に感じられて、共感し易く人気なのではないかなと思います。
『三千円の使いかた』も絶妙に、日本の人口の70%くらいには当てはまりそうな「お金の悩み」がテーマになっていましたね。
究極に追い詰められているわけではないけど贅沢はできない、、、。
という感じ。
1つの家族の祖母、母、姉、妹という年代の違う女性たちそれぞれが抱えるお金の不安が描かれているからこそ、
色んな年代の読書の共感を呼ぶことができるのだと思います。
そして、物語の中に出てくる節約術はまさにノンフィクション。
やろうと思えばすぐに実践できることが書かれているので勉強にもなっちゃいます!
お金だけではなく人生の悩みもリアルに描かれていて本当にすごい。
原田ひ香さんはフィールドワーク社会学者なのでしょうか、、、笑
そして最後の展開には感動しちゃいました。
共感、実用性、感動。これら全てを備える小説なかなか無いと思います!
とってもオススメの1冊です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は最近読んだジャンルぐちゃぐちゃな3冊を紹介させていただきました。
時期によって読むジャンルに変動あるのって「あるある」ですか?笑
私は突然、新書モードやエッセイモードに入ってしまうことがありますね〜
みなさんにもモードがありますか?
何にせよ気の向くまま今日も読書楽しみましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました!