最近読んだ本3冊(林真理子祭り)

こんにちは!やーまんです。

みなさん最近本は読めていますか?

今回は私が最近読んだ3冊を紹介させていただこうと思います!

林真理子さん祭りです!笑

『マリコを止めるな!』林真理子

まず最初に紹介するのはこのタイトルの勢いが凄い一冊。

『マリコを止めるな!』という林真理子さんのエッセイになります。

週刊文春の連載をまとめているものみたいです。

これが面白い。

林真理子さんは超有名作家さんなので勿論知ってはいたのですが、

小説もエッセイも一冊も読んだことなかった私…

『Go To マリコ』や『女の偏差値』など、

タイトルや本の表紙が魅力的でずっと気にはなっていたんですよね。

内容としては、本当に林真理子さんのド日常が描かれています。

一番の魅力は文章力かなと思います。

本にしては物凄い話し言葉調で書かれていて、文字を読むことの抵抗を全く感じません。

読んでいてもちっとも疲れない。

このエッセイの中で何度か本屋の運営が厳しいという現実の悲しさについて書かれているのですが

作家さんとしての本屋さんへの愛が伝わってきて、

「本屋さん行かないと!」という気持ちになりました。

すでに行き過ぎているのですが…。

これは2018年〜2019年にかけて連載された記事なので今の話題ではないのですが、

当時大きな話題になったニュースなどについてのぼやきも魅力的。

絶妙に一般の人の意見な感じが親しみやすくて引き込まれます。

おばちゃんの話し聞いてる!

って感じが結構ハマっちゃいます!

ライトに1冊読みたい方にはおすすめです!

『Go To マリコ』林真理子

こちらも週刊文春の連載をまとめたエッセイです!

丁度コロナで一番大変だった頃に描かれたエッセイ。

コロナ禍で、林真理子という作家さんが何を思い、どう過ごしていたのかを覗くことができるエッセイです。

完全にハマりましたね。おもしろい。

先程も言いましたが、絶妙な文章力で読んでいて全く疲れません。

図書館でいつの間にか4時間微動だにせずに読み続けていたほどです。笑

コロナ禍で大変な飲食店を助けようと美味しいものを沢山食べるものの、

太っちゃってヤバいのでダイエットすることや、旦那の悪口、

話題のニュース、芸能人のスキャンダルへの見解など

林真理子さんって住む世界が違うような大作家さんなのにも関わらず、

絶妙に近い存在に感じられる語り口で親近感が湧き出して止まりません。

やはり凄い作家さんなので、有名人との共演や一般人には縁がないような高級な飲食店の話が出てくるのですが

1ミリも嫌味っぽくない。

むしろ「へ〜芸能界ってそんな感じなんか〜」って感じで興味深い!

そして、なんだか林真理子さんは読者側にいるのではないかとさえ思ってしまいます。

噂好きで面白い友達の話を聞いている感覚です。

同じ章の中でも突然「そうそう、〜が…で」みたいな感じで当然話しが変わったりして

「!!??」

「これがよく女子会で起こると言われている話題の突発的出現か!?」

となるのですが、さすが作家さん

最後に全て綺麗にまとまって1つの結論に落としてくるんですよね〜。

読んでいただければ「おぅ〜」と魅せられるはずです。

読むと元気になれるエッセイだと思います!見事な文章術にも注目です!

『最高のオバハン-中島ハルコはまだ懲りてない!』林真理子

こちらは小説になります!

しかし、私は間違えて続編を買ってしまったようです…。笑

『最高のオバハン-中島ハルコの恋愛相談室』というのが第1弾だったみたいです。

ということで第2弾から読んでしまったのですが、それでも楽しめました!

しかし確実に第1弾から読んだ方がいいと思います!

どんな話しかというと、、、

社長でお金持ちだけどドケチな中島ハルコは超パワフルで物事をズバズバ言う。

そんなハルコの元には色んな悩みを持った人たちが人生相談にやってくる。

悩める人たちにハルコは容赦無く毒舌で冷静な正論をズバズバ突きつけていく!

これも凄く面白い作品でした!

読み応えとしてはライトですがハルコの指摘は刺さります。

相談者にハルコは結構きついことを言うのですが本当に核心をついている、、、。

自分の中で結論や正解は出ているのに、何となく認めたくないというか、それを否定している。

んで、その正解から逃げる自分を正当化したくて肯定してくれそうな人に相談しちゃう。

みたいなことってないですか??

ハルコなら「そうだよね〜大変だよね〜」みたいなこと言ってくれません!笑

そのまんま「アンタは自分で答えがわかっているのに逃げている!」と

まるで心の中が見られているかのように核心的なことを遠慮なくバシバシ言ってくるのです。

その痛快さにスッキリする一方で、相談者を自分のことと重ねてドキッとしたりします。

「自分は一体何に本当に悩んでいるのだろうか?」と考えるきっかけになる1冊です。

そして林真理子さんのエッセイを読んでからこの小説を読むと何倍も楽しめる気がします!

というのも主人公の中島ハルコと林真理子さんが重なっている感じがして面白いです。

基本的に遠慮なくズバッと物事をいう感じや、美味しいものには目がないキャラが重なります。

また、エッセイの中で出てきた林真理子さんの思想や体験、美味しいレストランなどが小説を読むと影響されていることがわかって、それを見つけるのを物語と一緒に楽しむことができます。

軽快なリズムで進んでいくのであっという間に読み終わっちゃいました!

第一弾も読まなければ、、、。

誰にでもおすすめできますが特に全ての年代の女性におすすめの小説です!

(2021年にドラマ化もされているみたい。主人公が大地真央さん、、、的役すぎる。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

私は完全に林真理子さんにハマりました。とにかく引き込まれます。

特にエッセイがおすすめです!

大物作家さんなのに凄く身近に感じられてクスクス笑いながら読めます。

読んでいて全く疲れずリラックスしながらライトに読めるので読書スランプにいる方にもぴったりかもしれません!

是非是非読んでみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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