こんにちは!やーまんです。
最近本を読むことに忙しすぎてブログをサボりまくっています!(言い訳)
と言うことで(?)今回は!
最近読んだ本をいくつかレビューさせていただきたいと思います!
『キネマの神様』原田マハ
まだまだハマっております。原田マハさん。
1冊目に紹介したいのが『キネマの神様』です。
アート系のイメージのある原田マハさんですが、それ以外の作品もやはり素晴らしい、、。
『本日は、お日柄もよく』も読みましたがとっっってもよかったのでそれもお勧めです!!
『キネマの神様』はタイトルからも分かる通り映画館をテーマにした小説です。
バリバリ働いていてそれなりの地位にいた会社を辞め、映画雑誌の編集部に再就職した主人公の歩は
映画とギャンブルが趣味で多額の借金が発覚しちゃうのにヘラヘラしている系の超楽天の父に相当困らされていたのですが、
あるきっかけで、そのダメダメ父が映画ブログを書くことに。
映画、そして映画への想いが関係にヒビが入っていた父と娘、そして周囲の人、それどころか世界中の人の心を動かしていく…
そんなお話です。
とにかく読むと映画館に行きたくなります!笑
そしてエンドロールの最後の最後までゆっくりとその世界に浸かっていたい。そんな気持ちにさせてくれます。
原田マハさん自身、映画は大好きということで、アート同様に著者の映画への熱い想いや思い出が伝わってきたような気がします。
それだけではなくて、主人公の歩は会社でも結構上の方で高給取りだったのに諸事情あってポンっと退職してしまいます。
原田マハさんもかつて結構いい会社で課長?とかでお給料も結構もらっていたみたいですが、きっぱり辞めてフリーになっています。
他の原田さんのエッセイなどでも書かれていますが、課長という立場でなくなった途端、周囲の人間が突如いなくなって
どれだけその人たちは自分ではなくて自分の立場に寄ってきていたんだろう、と実感したという経験が書かれています。
そんな原田マハさん自身の過去の不安な気持ち、複雑な気持ちも物語の中に表現されているのではないかな〜と感じました。
色んな実際の名作が出てきて全部観たくなるはずです!
映画好きな方はもちろん、そうでない人も映画を観るきっかけになると思います!
『フーテンのマハ』原田マハ
ハマってますね〜。笑
こちらは小説ではなくて、エッセイとなっております。
そうです。ある作家さんの小説にハマると、次は何をするか。そう、エッセイを読み漁るのです。
旅、グルメ、アートなどなど様々な好きな事があり、フーテンのごとくあちこち行って原田マハさんならではのエッセイです!
色んなことに興味を持てて、実際に体験してみる、そんな生き方とっても素敵だな〜と思います。
そして学生時代は関西に住んでいたということで、
関西に住んでいる私が気軽に足を伸ばせてしまうスポットも登場するので余計に面白い。
実際にこのエッセイの中で語られている思い出の純喫茶に最近行ってきました!
原田マハさんも作家さんになるずっと前にここでコーヒーを飲んで色々何かしらを想っていたのか〜
なんて考えながら一人で幸せに浸かっていました。笑
挿入されている本人が書いたイラストもかわいいので注目です。
旅へのモチベが爆あがりするオススメの1冊です!
『やっぱり食べに行こう。』原田マハ
もういい加減にしてくれ!!と言われてしまいそうなほど原田マハさん続きです。
しかし、先ほども言ったように好きな作家さんができると、その人のエッセイを読み漁りたくなるのです。多分。
小説ももちろんいいのですが、エッセイってやっぱり作家さんの生の人間性が見られるような感じがして違った魅力がありますよね〜。
ということでこの『やっぱり食べに行こう。』はタイトルでお分かりの通り、
原田マハさんのひたすらグルメについて書かれたエッセイです。
アートや映画だけではなく超グルメな原田マハさんの食へのこだわりを見られて、エピソードもクスッと笑ってしまうもので癒されます。
1冊の中で食に関するテーマがたくさん書かれていて、1テーマあたり大体2、3ページなので超気軽に読めます。
私は他に小説を読みながら箸休め的な感じでチラチラ読んでクスクス笑っていました。笑
しかし、注意なのはこれを読むとめちゃくちゃお腹が空きます。
深夜に読むと危険かもしれません、、、。
国内だけではなく世界中を旅しまくっている原田マハさんだからかけるグルメ日記だと思います。
ちなみに原田マハさんはおそらく「牡蠣」の生まれ変わりらしいです、、、。
詳しくは是非読んでみてください。
『ねじまき鳥クロニエル』村上春樹
ここでようやく原田マハさん一旦脱出です。笑
しかしここからがまた沼なのです。
4月13日に村上春樹さんの新刊『街とその不確かな壁』が発売されるということで(初日に購入しました。へへ)
長編を1個読んでウォーミングアップしておこう!(?)という訳のわからない軽い気持ちで
この『ねじまき鳥クロニエル』を読み始めたのですが、、、
おもしろい、、、、
この間1部を読み始めたばかりなのに既に2部を読み終わるところです。
そしてこれから最後の3部を読んで、新刊の長編を読んで、、、
忙しくて学校の課題ができません、、、(言い訳)
この小説も冷静に考えると書いてあることがかなり現実離れしていたり、訳がわからないことがほとんどで、
言い回しも恐ろしく面倒くさくて、1文で書けることを3ページくらい書いていたりと、
そんな感じなのですが、なぜかそれに引き込まれて行ってしまうのです。不思議。
なんて表現していいか分かりませんが、読むことを止めるのが難しくなってしまいます。笑
やれやれ。といった感じです。
やはり戦争のことについてかなり描かれていて、その部分はとてもリアルに感じます。
戦争について語られている時のリアリティーさ、物語全体の非現実さ、主人公をはじめとする登場人物たちの喪失感や孤独感のリアリティーさ
この現実的な側面と非現実的すぎる側面が交差しまっくて不思議な世界に連れて行かれる感覚です。
私は個人的に、『1973年のピンボール』や『羊をめぐる冒険』よりこの『ねじまき鳥クロニエル』や『海辺のカフカ』が好きかもしれないです。
新刊も読むのが楽しみです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
怒涛の原田マハさんでしたが、一旦村上春樹フェイズを挟まなければいけないかもしれません。
原田マハさんは本当に読むとお出かけしたくなる明るい気持ちにさせてくれる作家さんだと思います!
本屋大賞も発表され、村上春樹さんの新刊も発売となり、忙しい季節となりそうですが
皆さんはどんな本を読んでいますか?または読みたいですか?
まだ決まっていない方は今回紹介した4冊について、是非参考にして頂けたら嬉しい限りです!
最後までご覧いただきありがとうございました!