『自由研究には向かない殺人』が面白い!

こんにちは、やーまんです!

今日は1冊読了致しましたので紹介させていただきます!

今回読んだのはミステリー、、、

『自由研究には向かない殺人』 ホリー・ジャクソン 服部京子訳

海外ミステリー小説です!

星いくつかというとですね〜

★★★★★

星五つです!!

満点ってあまり無いから考えたんですけど、、

これと言って原点の理由も見つからなかったので、、、

ってくらい面白かった!

あらすじ

リトル・キルトンという小さな街で2012年に酷い事件が起こる。

それは「17歳の少女が行方不明となり、その交際相手の少年が少女の殺害を仄めかす

遺書を残して自殺する」という事件だった。

そのため少女の遺体は未だ見つかっていないものの、少年の家族は町で

「殺人者の家族」として嫌がらせなど苦しみ続ける。

そんな中、高校生のピップは殺人を犯したとされている少年を以前から知っており

彼の人柄から彼が犯人だとは信じていなかった。

そこでピップは「自由研究」と称し、事件を再考するため

関係者に対しインタビューをしていく。

すると次々と警察も見つけられなかった新しい事実が明らかになる。

そして

ピップの身近な人物も容疑者として上がってくる、、

様々な困難に遭いながらも真実を突き止めるために諦めないピップに

心打たれる青春ミステリー!

感想

私はピップのような人になりたい!!笑

殺害されたとされている少女は美人な白人の女の子で

犯人だとされている少年はインド系。

それもあり少年の家族は本当に酷い扱いを受けていたんですね、

しかしピップはそんなの全く関係ない、他の人にどう思われても関係ない。

一貫して「真実」を追い求めるんです。かっこいい。。

ピップは犯人疑惑の少年の弟サルとタッグを組んで事件を捜査していくことになるんですけど

2人のお互いへの信頼感、、胸が熱くなります。

そして、アメリカが舞台のお話なので当たり前ですが、、、

会話とかがめっちゃアメリカン!!笑

日本の小説とはまた違うリズムや雰囲気で楽しめますよね。

また先述したように日本ではあまり考えることのない

リアルな人種差別というかヒエラルキーというか、、

考えさせられると思うし、

「犯人だ」と決めつけて軽蔑すると人は

物事の1面しか見られなくなってしまうという盲目性の恐ろしさも感じます。

ヒップみたいにいつでもフェアで様々な可能性を視野に入れることができるって

思ってるより難しくて、でも大切だな、、

そんな感じで考えさせられる作品でもあります。

570ページくらいあるので結構長いんですけど

すごく読みやすくて全然飽きることなく読了できました。

というのも形式が結構新しくて

普通の小説のように進行していくところと、

ピップの「自由研究」の記録として記載されているところと、

インタビューの記録として描かれているところと、

SMSの会話になっているところと、

相関図みたいになっているところと、、、、

ってな感じで色んな形式が一つの小説で使われているので

ピップと一緒に事件の真相に迫っていくような感覚になれて飽きなくて

全然疲れません。

ミステリーとしても結構衝撃的な展開もあってドキドキです。

私は思わず先が気になって気づいたら深夜1時まで読んでいました。笑

このシリーズ3つ出ているらしく

只今、英語の原作版の2作目を一生懸命読んでいるところです。。

読み始めたら夢中になるはず!

皆さんも是非是非読んでみてください!!!

最後までありがとうございました!

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