『82年生まれ、キム・ジヨン』全員読むべき。

こんにちは!やーまんです。

皆さんは韓国の本読みますか?

数年前から(?)人気で本屋さんにも韓国コーナーあったりしますよね。

特にエッセイ系が人気ですね!

私も仕事とかで結構疲れている時に

『あやうく一生懸命生きるところだった』読んで心が軽くなったのを覚えています。

てことで、

エッセイではありませんが〜

今回は私が推したい韓国小説を紹介したいと思います!!

それが

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ/斉藤真理子(訳)

になります!

どんな感じの内容かと私の所感を語らせてください!

あらずじ

この本、書店で見たことある人は多いのではないでしょうか?

というのも、韓国は勿論、日本やアメリカでも爆売れ大人気なんです!

どんな物語かというと、、

ごく普通の82年生まれの韓国人一般女性、キム・ジヨンという人物の歩んできた人生の回想のような内容。

設定としては、

ジヨンにある日突然、既に亡くなっている別人の人格になりきってしまうような鬱っぽく奇妙な症状が現れ、精神科でカウンセリングのようなものを受けることになる。

そこで精神科医が、ジヨンにこれまでの人生について尋ねていく。

そこで、これまでの彼女の苦悩の人生が明らかになっていく。

という感じになっています。

感想

この本が何故こんなに人気を博したかと言うと、

ズバリ、「共感」だと思います。

本の中ではジヨンの韓国人女性としての人生の苦悩が書かれているわけなのですが、

その苦悩や悩みはどこの国でも、特に女性にとっては共通する部分がありジヨンや本の中だけの問題ではないんです。

直接「ここが大変でした」と書かれているとか、苦悩の場面がドラマティックに描かれているとかそういうのではないんです。

普通の一般人の女性が生きる中で何事もないかのように起きている理不尽がリアルに描かれていると思います。

その理不尽さに「声を上げる」こともなく、さらには「おかしい」と思うこともなく

ごく当然の事にように社会に流れを合わせて生きていくしかない。

そんなジヨンの心の空虚感と共に私も1人の女性として、なんだか悔しさのようなものを感じました。

現代では男女平等が大きく掲げられているけど、

実際はどうなのだろうか?慣習化した差別が存在し続けているのではないか?

ということを考えずにはいられなくなる作品です。

ページをめくるたびに、アンダーラインをつけたくなるような言葉に溢れていました。

性別に関わらず是非多くの人に読んでほしい本です!

まとめ

今回は韓国小説『82年生まれ、キム・ジヨン』を紹介させていただきました!

これはフィクションではありますが、描かれている問題はノンフィクションだと思います。

小説というエンタメの形で社会問題を考えるきっかけになると思います。

良かったら是非チェックしてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!!

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